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        <title>学問のすすめ。</title>
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        <description>弁護士　前田　康行のブログ</description>
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            <title>勤務弁護士の募集は終了しました。</title>
            <description><![CDATA[勤務弁護士の募集は終了しました。<div><br /></div><div>なんとか採用がきまりました。</div><div><br /></div><div>ただ，</div><div>わけあって，新人弁護士は現在紹介できません...。</div><div><br /></div><div>追って紹介します。</div>]]></description>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">雑談</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">弁護士</category>
            
            
            <pubDate>Tue, 10 Apr 2012 20:57:34 +0900</pubDate>
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            <title>明日の「朝ズバ」</title>
            <description><![CDATA[明日の朝６時１５分?１７分くらいにTBSの「朝ズバ」という番組で当事務所の「ワンコイン法律相談」というサービスが紹介されるみたいです。<div><br /></div><div>特に取材はされていませんので，HPや写真のみのようですが。</div>]]></description>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">弁護士</category>
            
            
            <pubDate>Thu, 23 Feb 2012 18:01:06 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>設計者，工事監理者，及び，工事請負人の第三者責任（不法行為責任）</title>
            <description><![CDATA[建物の建築主から建物を譲り受けた者が，建物に瑕疵があることを理由に，設計者，工事監理者，及び，工事請負人に対して損害賠償請求が出来るかという問題です。

第１審の大分地裁（平成１５年２月２４日判決）は，不法行為責任を認めたようです。

ところが福岡高裁は，

福岡高裁平成１６年１２月１６日判決（判例タイムズ１１８０号２０９頁）
「請負の目的物に瑕疵があるからといって，当然に不法行為が問題になるわけではなく，<strong>その違法性が強度である場合</strong>，例えば...（省略）...，瑕疵の程度・内容が重大で，目的物の存在自体が社会的に危険な状態である場合に限って，不法行為責任が成立する余地がでてくるものというべきである。」

この福岡高裁は，不法行為が成立するためには，強度の違法性が必要である旨判示しています。
この強度の違法性の例として，福岡高裁は，「請負人が注文者等の権利を積極的に侵害する意図で瑕疵ある目的物を製作した場合や,瑕疵の内容が反社会性あるいは反倫理性を帯びる場合」をあげている。
このような意図があったり，また，瑕疵が反社会性反倫理性を帯びていることま稀ですし，また，かりに会ったとしても，建物の購入者がこれらを立証することは事実上不可能ですから，この福岡高裁の判決は，契約関係になり設計者等に不法行為責任を追及することは原則出来ないといっているのと同じと思われます。

これに対して，
最高裁平成１９年７月６日第二小法廷判決（第１次上告審）（判例タイムズ１２５２号１２０頁）は，

「建物の建築に携わる設計者，施工者及び工事監理者（以下，併せて「設計・施工者等」という。）は，建物の建築に当たり，<strong>契約関係にない居住者等に対する関係でも，当該建物に建物としての基本的な安全性が欠けることがないように配慮すべき注意義務を負う</strong>と解するのが相当である。そして，設計・施工者等がこの義務を怠ったために建築された建物に<strong>建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵があり，それにより居住者等の生命，身体又は財産が侵害された場合</strong>には，設計・施工者等は，不法行為の成立を主張する者が上記瑕疵の存在を知りながらこれを前提として当該建物を買い受けていたなど特段の事情がない限り，<strong>これによって生じた損害について不法行為による賠償責任を負うというべきである</strong>。居住者等が当該建物の建築主からその譲渡を受けた者であっても異なるところはない。」

と判示し，更に福岡高裁が判断した「強度の違法性」を要求する理論について，

「建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵がある場合には，不法行為責任が成立すると解すべきであって，違法性が強度である場合に限って不法行為責任が認められると解すべき理由はない。例えば，バルコニーの手すりの瑕疵であっても，これにより居住者等が通常の使用をしている際に転落するという，生命又は身体を危険にさらすようなものもあり得るのであり，そのような瑕疵があればその建物には建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵があるというべきであって，建物の基礎や構造く体に瑕疵がある場合に限って不法行為責任が認められると解すべき理由もない。」

として，前記福岡高裁判決を破棄し，福岡高裁に事件を差し戻しました。

福岡高裁平成２１年２月６日判決（第２次控訴審）(判例タイムズ１３０３号２０５頁）
事件を差し戻された福岡高裁は，

「『建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵』とは，建物の瑕疵の中でも，居住者等の生命，身体又は財産に対する<strong>現実的な危険性を生じさせる瑕疵</strong>をいうものと解され」る。

と判断しました。
つまり，今現在，現実的な危険性が生じるような瑕疵でなければならず，将来危険が生じるかもしれないような瑕疵ではダメですよ，と判断したのです。
そして，結果的に，設計者らの不法行為責任を否定しました。

福岡高裁鬼門ですねｗ

当然，最高裁に行きます。
最高裁平成２３年７月２１日第一小法廷判決（第２次上告審）（判例タイムズ１３５７号８１頁）

「第１次上告審判決にいう『建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵』とは，居住者等の生命，身体又は財産を危険にさらすような瑕疵をいい，建物の瑕疵が，居住者等の生命，身体又は財産に対する<strong>現実的な危険をもたらしている場合に限らず</strong>，当該瑕疵の性質に鑑み，<strong>これを放置するといずれは居住者等の生命，身体又は財産に対する危険が現実化することになる場合には，当該瑕疵は，建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵に該当する</strong>と解するのが相当である。」

と判断し，又々福岡高裁判決を破棄しました。
今現在生じている現実的な危険だけではんなく，将来，生じるであろう危険も含まれるとされました。

でやっと先月
平成２４年１月１０日福岡高裁判決で約３８００万円の損害賠償が認められたようです。

結局，設計者，監理者，及び，施工業者は，
１　建物としての基本的な安全性が欠けることがないように配慮すべき注意義務があり，
２　１の義務を怠ったために建築された建物に建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵（居住者等の生命，身体又は財産を危険にさらすような瑕疵であり，現実的な危険だけでなく，将来の危険も含む）があり，
３　２により居住者等の生命，身体又は財産が侵害された場合
不法行為責任を負う，ということになります。

ここで，注意しておきたいのは，これはあくまでも契約関係にない者間の「不法行為」の問題です。
契約関係にある者（注文者と請負人，売主と買主）間の話ではありません。

先般，一戸建の注文者側を代理して，施工業者に対して，瑕疵担保責任に基づく損害賠償を請求している事件で，ある裁判所の調停委員に，
「先般の最高裁の判例でも，瑕疵は，建物としての基本的な安全性を損なうものでなければならないとされたでしょ。」「建物の基本的な安全性を損なわないような軽微な瑕疵は瑕疵ではないんですよ。そこのところをどのようにお考えですか？」
と勘違い質問をされました。

私が，それは不法行為の場面の問題であって，請負契約における瑕疵担保責任の判例ではないですよ，と説明したのですが，その調停委員は聞く耳持たずです...。

丁重に不調にしていただきましたｗ。
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">損害賠償</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">欠陥住宅</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">欠陥住宅　不法行為　設計者　監理者　施工業者　最高裁</category>
            
            <pubDate>Sat, 11 Feb 2012 21:25:26 +0900</pubDate>
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            <title>液状化問題</title>
            <description>昨年の東日本大震災で液状化した浦安の住宅について、住民らが三井不動産に対して、損害賠償を求める集団訴訟を提起したようです。

新聞報道だけなので、詳細はわかりませんが、どうも不法行為に基づく損害賠償が根拠のようです。

通常は、売買による瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求を根拠にすることが多いのですが、たぶん消滅時効（正確には除斥期間といいますが）の問題があったのだとおもいます。

瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求は、原則、瑕疵（欠陥）を知った時から1年以内に権利行使をしなければいけません。この原則によれば、知った時、すなわち昨年の震災時（3・11）から1年ということになります。

しかし、多くの場合、売買契約書の裏面に小さな文字で、この期間が、「引渡時から」1年とか2年と定められ、上記原則が修正されています。

ですので、既に契約書で定められた期間が経過していたのだと推測されます。

また、「品確法」という法律で、基礎のような「住宅の構造耐力上主要な部分」については、契約書に上記のような修正がなされていても、引渡から10年まで瑕疵担保責任を追求できるという更なる修正がなされているのですが、引渡しから10年が過ぎていたり、この法律の施行（平成12年）前の契約だったと推測されます。

このような事情から、瑕疵担保責任ではなく不法行為に基づく損害賠償という法律構成だったのでしょう。

不法行為に基づく場合と、瑕疵担保責任に基づく場合の大きな違いは、売主の認識まで立証しなければならない点かと思われます。

瑕疵担保責任の場合、当該住宅の「瑕疵」すなわち、住宅に内在する欠陥の存在を立証すればいいのですが、不法行為を理由とする場合、売主の「過失」を立証しなければならず、そのためには、液状化する可能性がある土地であることを認識し（または認識し得べきで）、それに対する対策が取られていない土地であることを認識していたという売主側の主観を立証しなければならないというハードルが加わるのだと思われます。

阪神大震災の時も液状化の問題が取り上げられましたが、私が調査した限り、液状化の問題に関する判決はほとんどありません。ですので、この浦安の集団提訴の行方はとても気になります。</description>
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            <pubDate>Fri, 03 Feb 2012 00:41:36 +0900</pubDate>
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            <title>勤務弁護士募集</title>
            <description><![CDATA[<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">勤務弁護士を急遽募集することにしました。</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">専ら新旧６４期で就職先が見つかっていない方が対象になると思われますが，それ以外の方でももちろん構いません。</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">募集枠は１名です。</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">応募される場合，</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">□　履歴書</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">□　職務経歴書</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">□　パソコン等</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; ">IT</span><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">に関する知識，経験，能力の有無及び程度を具体的に記載した書面</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">□　修習中における民事系の起案２通のコピー</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">を事務所宛</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; ">(</span><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">〒</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; ">231-0007</span><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">　横浜市中区弁天通４?５３?２　</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; ">DOMON</span><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">ビル３階　　</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; ">MAEDA</span><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">　</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; ">YASUYUKI</span><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">法律事務所宛）送付してください。</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">基本的な条件は次のとおりです。</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 10pt; font-family: 'ＭＳ Ｐゴシック'; ">勤務日：　月?金</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; font-family: Arial, sans-serif; "><o:p></o:p></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size: 9pt; font-family: 'ＭＳ 明朝', serif; ">勤務時間：　午前９時?午後５時<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size:9.0pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast">休暇：　法定年次有給休暇，年末年始（１２月２９日?１月３日），夏季休暇（７月?９月の４日間）<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size:9.0pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast">給与：　基本給２０万円以上<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size:9.0pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast">個人事件：　「個人事件」は不可です。但し，「個人事件」と評価される事件は，着手金乃至報酬の１０％相当額を６月及び１２月給与支給時に加算又は賞与として支給。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size:9.0pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast">会費等の負担：弁護士会費，名刺，職印は事務所負担（その他は相談）<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align:left;mso-pagination:widow-orphan;
background:white"><span style="font-size:9.0pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast">福利厚生：　あり<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>]]></description>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">弁護士</category>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">勤務弁護士　募集　イソ弁　６４期　司法修習生</category>
            
            <pubDate>Mon, 30 Jan 2012 19:25:33 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>交通事故直後の対応</title>
            <description>交通事故にあってしまった場合に必要な対応です。

 １　警察への連絡
　　交通事故が発生した場合，車両の運転手（乗務員を含む）は，
　　イ　車両の運転を停止し，
　　ロ　負傷者を救護し，
　　ハ　危険防止の措置をとり，
　　ニ　警察に事故の報告を
　しなければいけません（道路交通法７２条）。これらの報告を怠ると罰則もあります。
　これらの義務は，加害者にも被害者にも課せられています。加害者から警察への報告をしないで欲しいと依頼されることがありますが，軽い物損事故であっても必ず警察への報告はすべきです。

２　相手方の情報確認
　?　氏名，住所，連絡先（携帯電話），住所，勤務先，勤務先の連絡先
　　（免許証を見せて貰いましょう。名刺をもらいましょう。）
　?　相手方車両の所有者，使用者
　　（車検証を見せて貰いましょう。車両のナンバーを確認しましょう。）
　?　強制保険及び任意保険の保険会社名，契約番号
　　（自賠責保険証明書を見せて貰いましょう。）

３　証拠の保全・収集
　?　警察がくるまで，できるだけ事故現場はそのままにしましょう。
但し，１ハの危険防止措置義務との関係で，車両を移動する必要があるときは，なるべく多くの写真を残してから（各車両の位置，スリップ痕など）移動させましょう。
　?　双方の車両や身体の被害状況を写真にとりましょう。
　?　相手方の言い分を確認して，できれば録音しましょう。
　?　目撃者がいる場合，目撃者の連絡先を聞いておきましょう。
　　（できればその場で，証言を録音しましょう。）
　?　その他現場の状況等を再現できるように，なるべく多くの写真を撮りましょう。

４　自分の保険会社に連絡しましょう。
　　
</description>
            <link>http://www.maedalo.jp/maeda/2011/07/post-125.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">交通事故</category>
            
            
            <pubDate>Sun, 17 Jul 2011 21:18:20 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>氏名冒用訴訟　6</title>
            <description> 一方のＣ弁護士は...。
３か月か６か月の営業停止という懲戒処分となりました。

Ｃ弁護士は，この懲戒手続中，弁護士会に対して，
「Ａの依頼を受けていた」と反論していたようです。その理由として，「そもそも予告登記がされることは当然分かっていた。だから，Ａにばれずに氏名冒用訴訟なんてできるわけがない。」というもののようです。
　これ自体とても消極的な理由なのですが，しかし，本当にＣ弁護士は予告登記を分かっていたでしょうか？知っていたとしても，それを忘れていた可能性がとても高いです。なぜなら，予告登記がなされる場合，登記用の当事者目録や物件目録を裁判所に提出するなどの手続が必要なのですが，Ｃ弁護士が提出した訴状にはそれらが添付されていなかったため，書記官がＣ弁護士に対して，これらの追完（後から提出すること）を求めている記録が残っていたからです。


ところで，なぜこのような氏名冒用訴訟が可能だったのでしょうか。

何か重大なことを代理人でやろうとする場合，本人が本当にその代理人に代理権を与えたのか，本人の意思がとても重要です。どのような場面でも「委任状」ぐらいは求められるでしょうが，更に，委任状に押す印鑑も実印が求められ，印鑑証明書の提出を求められたりすることもあります。もっと慎重に事を進めようとすれば，本人に直接会ったりして，本人から直接，代理人に代理権を与えたか否かを確認をする必要があるでしょう。

ところが，裁判では，訴訟手続というとても重大な行為をするにもかかわらず，訴訟委任状という書類に印鑑さえ押されていれば（しかも，それは三文判でもいいのです。），裁判所はそれ以上のチェックはしません。実印を押すことや，印鑑証明書の提出も求められません。ましてや，裁判所が，本人に電話連絡をして，「本当に○○弁護士に委任しましたか？」などと意思確認をすることもありません。それは，弁護士が裁判所からある程度信頼されているからなのでしょう。

しかし，弁護士の数も多くなってきたり，昨日のニュースにあったような「ニセ弁護士」の事件がでてきたりすると，もう弁護士だからといって信用されなくなってくるでしょう。
訴訟委任状には実印を押して，印鑑証明書も添付するようにと裁判所から要求される日も近いのかも。
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">裁判手続</category>
            
            
            <pubDate>Wed, 06 Jul 2011 19:22:28 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>氏名冒用訴訟５</title>
            <description> Ｃ弁護士「いやいや，先ほどはびっくりしましたよ。 ところで，あの訴訟はどうしたのですか。」
ボス「追認して、訴訟は維持しました。でも、和解はしていません。」
Ｃ「この訴訟は私が起こしたので、取り下げたらいかがですか。」
ボス「取り下げませんよ。ところで、先生。この訴訟、誰の依頼だったのですか？Ｂから依頼を受けたですよね？　正直に応えて頂ければ，今回の件，不問に付します。」
Ｃ「なんでそんなこと答えなければいけないんだ。」
ボス「だから，正直に応えて頂ければ今回の件、不問に付します。協力していただけませんか？」
Ｃ「そんなこと答える必要ない。」(電話を切る)

私は，すぐに仮処分の申立書を起案しました。
氏名冒用訴訟をされたことを主張立証した結果，裁判所も処分禁止の仮処分決定をだしてくれました。
この仮処分を出す前に，裁判官との面接があるのですが，その面接で，裁判官も「よかったですね。１日前に発覚して和解を阻止できて。」と言ってくれて。

本案訴訟（Ｃ弁護士が提起した訴訟で，我々が追認をした訴訟）の第２回口頭弁論期日では，裁判官から
「しかし，氏名冒用訴訟はひどいねぇ。被告Ｂは，適当な金額で和解したらどうですか。」という和解勧告がありました。
Ｂの弁護士「はっ。前向きに検討します...。」

この裁判官の一言がきっかけとなり，その後，私とＢの弁護士間で和解交渉をし，結局，ＡがＢに対して７００万円を支払い，ＢはＡに対して，自宅土地建物と店舗土地建物の二つの物件双方とも返還するという内容の和解をしたのです。Ｂは実際には，３００万円しかＡに貸付をしていないので，７００万円でも渡しすぎなのですが，実際，ＡＢ間の売買の効力を真剣に争った場合，敗訴リスクも十分（というか，敗訴する可能性が高い。）ありました。しかも，３００万円は借りたお金ですからね。ですので，実質４００万円の出費で１億円近い自宅と店舗の双方の不動産が戻ってきたことになりますので大成功でした。

しかし，あのＡ母の電話がなかったらどうなっていたか...。恐くて想像できません。

一方のＣ弁護士は...。

（つづく）
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            <pubDate>Mon, 04 Jul 2011 18:14:15 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>氏名冒用訴訟　４</title>
            <description>翌朝９時４５分頃，横浜地裁の○○号法廷。

当時，横浜地裁は建替中で，少し離れた場所にある横浜家庭裁判所の駐車場に建てられた仮庁舎でした。

○○号法廷の傍聴席入口の扉は開放されており，中をのぞくことができました。

被告席側の傍聴席に金貸しＢが座っていました。Ｂは法廷の外にいる私たち３人を見つけ，目をまん丸くし，明らかに動揺していました。そして，Ｂは，原告席側の傍聴席に移り，原告席側の傍聴席に座っていたＣ弁護士の耳元で何かを囁きかけていました。

それと同時に，ボスがＣ弁護士に話しかけたのです。
ボス「すみません。Ｃ弁護士ですよね。ちょっと，お話があるので，法廷の外の待合室にいいですか。」

待合室にて
ボス「先生。失礼ですが，この裁判，誰から依頼を受けてやっているのですか？」
Ｃ「え？...」
ボス「先生。私の横に立っているのがＡですよ。」
Ｃ「え？...！......。でも，実印をついた委任状があるぞ...（震えた手で記録をパラパラめくっている）...。あぁ，横浜の麻雀屋で会っただろう。」
Ａ「会ってないよ！」
（パラパラめくっている記録から「和解条項（案）」が見える。）
ボス「今日，和解成立予定なのですか？」
Ｃ「うん。自宅は返して貰い，お店は向こう（金貸しB）にという内容だから，なかなか良い和解案だと思うよ。」
ボス「そういう問題ではないでしょう。　先生。先生の名誉のために，この事件，自ら辞任してください。」
Ｃ「なんで辞任しなければいけないんだ。」（顔が真っ赤になる）
ボス「いや。先生の名誉のためです。辞任してください。」
Ｃ「辞任なんかしない。...」

「すみません。ＡさんとＢの事件が始まりますので，法廷にお入り下さい。」
書記官がＣ弁護士を呼びに来たので，Ｃ弁護士は法廷に戻ってしまいました。

法廷内
裁判官「Ｃ弁護士。この事件は色々あるようですが，どうされますか。」
Ｃ「ちょっと，色々あるので，...。とりあえず本日の期日は延期して下さい。」
裁判官「でも，Ａさんから先生の解任届けが提出されてるのですが...。」
Ｃ「えっ！......じゃ，辞任します。」
Ｃ弁護士は，これを言って逃げるように法廷から去ってしまいました。

私たちは，事前にＡ名義で裁判所宛に，経緯とＣ弁護士が無権代理である旨を記載した上申書と，念のために解任届けを提出しておいたのです。

裁判官「（法廷の傍聴席で立っていた我々３人に向かって）この事件はどうしますか？」
私「Ａから我々が訴訟委任状をもらっているので，今，訴訟委任状を提出します。そして，この事件を追認して，訴状を陳述します。」
Ｂの弁護士「なんか，複雑な事情があるようですが，とりあえずこの訴訟は取り下げして，仕切り直しされたらいかがですか。」
私「いえ。追認して，この訴訟は維持します。印紙代もったいないですから。」

そもそも無権代理人（Ｃ弁護士）が起こした訴訟提起等の訴訟行為は，無効と考えられています。
ですが，無効な訴訟行為であっても，本人（Ａ）がそれを後からでも認めれば（「追認」といいます。）有効な訴訟行為になるのです。
私達は，事前にＡから訴訟委任状をとり，Ｃ弁護士が辞任又は解任で降りた後に，訴訟委任状を裁判所に提出し，そして，この訴訟提起自体は「追認」して，この訴訟を維持しようという作戦を練っていたのです。
訴訟提起をする場合，訴状に決められた金額の印紙を貼らなければいけません。本件では，１億円近い不動産に関する訴訟でしたので，その印紙代も２０万円近く必要でした。追認をすれば，この２０万円近い印紙をそのまま使えるし，私が訴状を起案しなくてもいいというメリットだらけだったのです。
この印紙代を誰が支払ったのか（Ｂなのか，Ｃ弁護士なのか）わかりませんが，当然，後から返せとは言われることはないですよね。

更に，追認をする一番の利点は，このような氏名冒用訴訟をやられたということを，裁判官の目の前で暴いたので，その裁判官にこの事件を処理して貰える（有利に斟酌される）ということでしょう。

金貸しＢは，ＡがＢに訴訟を起こしたように装い，和解を成立させてしまおうという魂胆だったのでしょう。ところが，その訴訟手続を，本物のＡにいいように利用されてしまったので，Ｂについていた弁護士さんも，
「無権代理の先生が起こした訴訟を追認するなんて，いかがなものかと思いますが。取り下げしたらどうですか。」
と，しきりに訴え取下をさせようとしていたのです。

作戦どおりにことが進んだので，ものすごい達成感に充たされて裁判所を後にすることができました。
ボスも，「１７年弁護士やっているが，こんなことは初めてだよ。」と少し興奮していました。

事務所に戻ると，ボス宛にＣ弁護士から電話がありました。
Ｃ弁護士「いやいや，先ほどはびっくりしましたよ。」

（つづく）
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">裁判手続</category>
            
            
            <pubDate>Fri, 01 Jul 2011 18:26:11 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>氏名冒用訴訟　3</title>
            <description><![CDATA[<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">翌朝一番，横浜地裁の事件受付係に電話をしました。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">私「訴状提出が平成○年○月○日で，原告Ａ，被告Ｂの事件はありますか？」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">受付「ありますね。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">私「事件番号と係属部を教えて下さい。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">受付「事件番号が平成○年（ワ）第○○号で，係属部は，第○民事部ですね。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;
font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast"><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">更に，係属部に連絡をいれました。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">私「平成○年（ワ）第○○号，原告Ａ，被告Ｂの事件ですが，現在の進捗を教えていただけますか。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">書記官「明日が第１回期日で，明日和解成立予定のようですね...」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">私「...え？...。今すぐに記録閲覧に行きます。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;
font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast"><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">直ぐに横浜地裁に行き，記録を閲覧したところ，<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">やはりＡが原告になり，金貸しＢを被告として，「所有権移転登記抹消登記請求事件」を提起していました（要は，ＡからＢへの不動産の名義変更を取り消せ！という裁判です。）。ただ，Ａの代理人になっているのは，私ではなく，東京のＣ弁護士でした。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">弁護士が依頼者の代理人となって訴訟をするときは，必ず「訴訟委任状」という委任状を提出しているはずです。ですので，訴訟委任状を確認しました。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">《...やっぱり。》<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">通常，弁護士が用いる訴訟委任状というのは，各弁護士が所属する事務所の所在地や電話番号，ＦＡＸ番号，弁護士名，更に，定型の委任事項が予め印刷されている書式を用いています。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">ところが，この記録に綴じられていた訴訟委任状は，確かに，Ａの署名と印鑑が押されていましたが，文房具屋で販売しているような通常の「委任状」の書式に，手書きでＣ弁護士の事務所所在地，電話番号，Ｃ弁護士名，委任事項が記載されていました。委任状のタイトル部分には，印刷されている「委任状」という上に手書きで「訴訟」と書き加えられているのです。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">怪しい臭いがぷんぷんする訴訟委任状でした。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;
font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast"><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">直ぐに事務所に戻り，ボスに，<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">「Ａが金貸しＢに訴訟提起していました。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">と説明したところ，ボスは開口一番，<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">「仕方ない。じゃ，辞任しよう。」というのです。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">「えっ！？」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">《ああ，そうか。ボスは，Ａが東京の弁護士に二重に委任をしたと勘違いをしたのか...》<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">「いや，そうではなくて，たぶん，Ｃ弁護士は無権代理です。使われていた訴訟委任状は，たぶんＡがＢ金貸しに事前に渡していた白紙の委任状をつかったものに間違いないです。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">事情を把握したボスは，<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">「いま直ぐにＡを事務所に呼んで確認をしよう。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;
font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast"><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">弁護士は，依頼者の代理人となって行動をすることがほとんどなのですが，その前提として，当然，依頼者からある事件について代理人となることを了承してもらっています。このことを「代理権の授与」などといいます。しかし，本人から代理権を授与されていないにもかかわらず代理人として行動していることを「無権代理」と呼びます。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">Ｃ弁護士は，Ａの代理人として行動をしている（訴訟を提起している）のですが，Ｃ弁護士がＡの代理人になることについて，Ａの了承をもらっていない可能性が高かったのです。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;
font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast"><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">１，２時間後ぐらいに事務所に来たＡに，「全国弁護士大鑑」（全国の弁護士の写真入り名簿）でＣ弁護士の写真を見せました。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">私「この弁護士知りませんか。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">Ａ「知らない。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">私「この弁護士に何か事件を依頼していない？」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">Ａ「いや知らない。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">私が，これまでのいきさつと事情を説明したところ，<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">Ａ「僕はバカだけど，二重に弁護士を依頼するほどバカではない。絶対にＣ弁護士なんか知らないし，Ｃ弁護士に何も依頼していないので，信じて欲しい。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">私とボス「わかった。信じる。」<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;
font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast"><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">Ｃ弁護士が起こした訴訟の第１回口頭弁論期日は明日の午前１０時でした。しかも，書記官の話しによれば，なんと第１回目の期日で和解成立予定とのこと。第１回期日で和解が成立することもなくはないですが，通常はないです。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">私から担当の書記官には連絡をいれ，簡単に事情を説明しておき，とにかく明日の１０時，私とボスとＡの３人で横浜地裁の法廷に行こうということになりました（多少の作戦は考えてましたが）。<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>

<p class="MsoNormal"><span lang="EN-US" style="mso-bidi-font-size:10.5pt;
font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:
minor-fareast;mso-hansi-theme-font:minor-fareast"><o:p>&nbsp;</o:p></span></p>

<p class="MsoNormal"><span style="mso-bidi-font-size:10.5pt;font-family:&quot;ＭＳ 明朝&quot;,&quot;serif&quot;;
mso-ascii-theme-font:minor-fareast;mso-fareast-theme-font:minor-fareast;
mso-hansi-theme-font:minor-fareast">（つづく）<span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p> ]]></description>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">弁護士</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">裁判手続</category>
            
            
            <pubDate>Wed, 29 Jun 2011 21:19:38 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>氏名冒用訴訟　２</title>
            <description>もう１０数年前の話です。

当時勤務弁護士（居候弁護士。略して「イソ弁」）だったのですが，私は，ボスからある事件の処理を任されました。依頼者は，親子でした。親子といっても子供は４０歳代ぐらいの成人男性(Ａ)と，高齢の母親（Ａ母）でした。ＡとＡ母の話によると，Ａは，亡父からの相続で，自宅土地建物と貸店舗不動産の双方を取得していたのですが，その不動産を狙った悪い輩に夜な夜な遊び場に連れて行かれ，少額の遊ぶ金をその悪い輩から融通して貰っていたようです。そして，更に遊ぶ金欲しさや，その少額の金を返済するために，金貸し（Ｂ）を紹介され，わずか３００万円を借りただけなのに，金貸しＢに自宅と貸店舗双方を取られてしまったのです。実印，権利証，印鑑証明書等の大事な書類等もその金貸しに言われるがままに渡し，売買契約書や，領収書や，白紙の委任状等に何通も署名捺印をしたようです。

すっかりお手上げ状態でした。
まだ弁護士なりたてだった私は，依頼者からの相談を受けながら，「こんなの助けられっこない！」と思っていました。
案の定，相談者は東京のいくつかの法律事務所を周り，どこの弁護士からもサジを投げられていました。
当然，私のボスも相談者の依頼を断るだろうと思っていました。
しかし，ボスは依頼を受けたのです。

相談者が帰ったのち，
私　「こんな勝てない事件なぜ受けたんですか。」
ボス 「うちが受けてあげなければ，誰が(彼らを)助けるんだ。可哀想じゃないか。」
私　《でも，助けられないよ...》(心の声)
というやりとりがありました。

当初の我々の方針は，自宅と店舗建物をとった金貸しＢと示談交渉をするというものでした。本来であれば，筋の悪い金貸しＢ相手に示談交渉は好ましくないと思うのですが，裁判で戦うにはあまりにも証拠がなさすぎでした。逆に，相手は，訴訟で勝つのに充分すぎるほどの証拠を持っていたのです。
その金貸Ｂは，300万円程度の金を貸したにすぎないにもかかわらず，各4000万円合計8000万円程度の評価はある不動産を入手したのですから，３００万円プラスアルファを支払うから，不動産を返せという交渉をしていました。

しかし，Ｂも強気で，法外な金額を突きつけてきたのです（いくらか忘れてしまいましたが，数千万円だったような...）。電話で金貸しＢと話しをしていたボスは，怒り，「じゃ仕方ないですね。裁判所でお会いしましょう。」と言って受話器をたたきつけていました。それと同時に私に対して，「じゃ，仮処分の申請頼むよ。」と。

仮処分というのは，正確には「処分禁止の仮処分」というものですが，本来の訴訟をする前の前哨戦のようなものです。「これから『この不動産はＡのものだから名義を返せ！』とＢを被告として訴訟をする予定ですが，その訴訟中にこの不動産の名義がＢから第三者に移転されてしまうと意味がなくなってしまうので，Ｂが名義を第三者に移せないようにして欲しい。」と裁判所に申立をするのが，「処分禁止の仮処分」です。
この仮処分をするにも，訴訟で勝てる見込みがないと認められません。つまり，ＡがＢには不動産を売却していないとか，売却していたとしても，それは詐欺や錯誤で無効だということがある程度証明されなければいけないのです。

何も証拠がなかったので，仮処分は認められないだろうなと思い，私の処理も少し消極的だったかもしれません。そのため，仮処分申請の準備もなかなか進みませんでした。
そんななか，Ａ母から連絡がありました。
Ａ母　「その後，進捗いかがでしょうか？」
私　《しまった。まだ手を付けられていない...》
　　　「先日登記簿謄本等の資料が揃いましたので，申請書の準備にとりかかります。」
　　《本当はもう少し前に揃っていたけど...》。
　　　「ええと，登記簿を見ると，......む？......あれ？......？？ちょっとすみません。一旦電話を切らせていただきます。直ぐに電話をし直します。」

登記簿謄本というのは，不動産の所有者や担保設定状況など，不動産に関する権利関係が記載された書類なのです。この登記簿には，所有者の履歴も記載されているので，Ａの父親からＡに相続で名義が移ったこと，Ａから金貸しＢに売買で移転したことが記載されているのです。だから，最終の名義人（所有者）はＢであることが登記簿を見て分かるのです。
ところが，ＡからＢへの所有権移転登記の後に，「予告登記」という見慣れない登記がついていたのです。

予告登記というのは，「これはＢ名義になっているけど，ＡとＢの売買に問題があるからＡがＢに訴訟を起こしましたよ。だから，この不動産はＢのものではなく，Ａのものになるかもしれませんよ。だから，Ｂからこの不動産を購入する方は注意して下さい。」という意味の登記です。訴訟を起こされた裁判所が，職権で，法務局に嘱託をして登記されるのです。つまり，この予告登記は，ＡはＢに訴訟を提起しているという事を意味しているのです。（今は，予告登記という制度は，不動産登記法の改正でなくなりました。）

私は，Ａ母との電話の最中，
《あれ，訴訟なんか提起したっけかな？　忙しかったのに，その隙を見つけて訴状提出したのかな？ん？でも，仮処分の申請もしていないよな？......っていうか，訴状を起案した覚えがないな...。》
とパニックになっていました。

Ａ母との電話を切って冷静に考え直し，少なくとも私は訴状を提出してないことはハッキリしました。しかし，予告登記の横には，「平成○年○月○日　横浜地方裁判所訴え提起」と記載されていましたので，Ａが訴訟を提起したらしいということはわかりました。ただ，Ａ母からの電話は，すでに夜９時頃でしたので，裁判所にも確認できませんでした。

私は，早く真相を解明したいと思い，翌朝一番に，横浜地方裁判所に行って記録の閲覧をしたのです。

（つづく）
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            <link>http://www.maedalo.jp/maeda/2011/06/post-122.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">弁護士</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">裁判手続</category>
            
            
            <pubDate>Tue, 28 Jun 2011 21:31:11 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>氏名冒用訴訟　１</title>
            <description>ご無沙汰しております。
かなりさぼっていました。

氏名冒用訴訟ってご存じですか？
BがAになりすましてAの名前で訴えを起こしたり，Aが訴えられているにも関わらず，BがAになりすまして被告として活動していたりするような場合を，氏名冒用訴訟と言います。

民事訴訟法を勉強すると，「当事者の確定」という問題があるのですが，ここで「氏名冒用訴訟」という言葉がでてきます。「当事者の確定」とは，訴訟上の当事者が誰か，という議論なのですが，先の例で言うと，
前者の例では，
　訴状に記載されている原告はAだけど，実際原告として活動しているのはB
後者の例では，
　訴状に記載されている被告はAだけど，実際被告として活動しているのはB
というように，訴状に記載されている当事者と，実際に活動している者が異なるような場合，誰が原告と被告なのかという問題なのです。

判例通説は，訴状に記載されている者が当事者と考える「表示説」を採用していると言われています（ざっくりした結論ですから，司法試験等のために民事訴訟法を勉強されている方は，きちんと基本書等を読んでください。）。
一般の方は，なんでこんな議論をしているのか，全く理解できないかもしれませんが，例えば，判決の効力が誰に及ぶのかという問題に関連します。判決の効力は，当事者（原告と被告）に及ぶのが原則ですから，当事者は誰かという問題が生じるのです。先の例でいれば，「表示説」によれば，全く訴訟に関与せず，訴状に記載されていただけのAが当事者として判決の効力が及んでしまうことになります。Aにとって有利な判決ならいいのでしょうが，通常は，そうではありません。では，Aは訴訟に全く関与していないのに，不利な敗訴判決の効力が及んでいいのかという問題を考えなければいけません。

ただ，このような話しは現実には全くない机上の議論だけと思っていました。

しかし，実際にあったのです。氏名冒用訴訟が。
１０数年弁護士やってきましたが，やはり一番印象に残っている事件がこの事件です。

久しぶりの更新なので，疲れました。続きは次回にします。
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            <pubDate>Fri, 24 Jun 2011 22:58:53 +0900</pubDate>
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            <title>深イイ話</title>
            <description><![CDATA[明日の「深イイ話」で事務所が紹介されるかもしれません。<br /><br /><br />-- 自分のiPhoneから発送する<br />]]></description>
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            <pubDate>Sun, 06 Mar 2011 16:08:02 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>iPadなんて。。</title>
            <description><![CDATA[<p>iPadなんていらない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>メールやウェブなんて，iPhoneで十分</p>
<p>だから，iPadなんていらない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>画面が大きくて，綺麗でも，</p>
<p>持ち歩くには，iPhoneの大きさが丁度いい。</p>
<p>だから，iPadなんていらない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>格好いいデザインでも，使わなければ仕方ない。</p>
<p>だから，iPadなんていらない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だから，昨日予約に並ばなかったことは後悔していない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>でも，なぜ，昨日からずっとアップルのホームページを眺め，「予約する」ボタンを</p>
<p>何度も押そうとしているのか...。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>絶対にいらないんだ。絶対に...。</p>]]></description>
            <link>http://www.maedalo.jp/maeda/2010/05/ipad.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">雑談</category>
            
            
            <pubDate>Tue, 11 May 2010 21:16:58 +0900</pubDate>
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            <title>また取材されました。</title>
            <description><![CDATA[<p>テレ朝「スーパーモーニング」の取材を受けました。</p>
<p>あー緊張した(汗)</p>
<p>放送は，今週金曜日（3/12）の0800-1000のようです。</p>
<p>&nbsp;</p>]]></description>
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            <pubDate>Wed, 10 Mar 2010 21:11:51 +0900</pubDate>
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