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刑事事件 Archive

刑事裁判の腐敗

  • Posted by: Yasuyuki Maeda
  • 2009年6月 9日 22:39
  • 刑事事件

刑事裁判の裁判官」で指摘しましたが、裁判官の頭の中には、「検事の言うことはまず間違いない」という前提があるようです。

だからこそ、求刑は本来単なる検事の意見にすぎないにも関わらず、
実刑の場合、求刑の7掛け
執行猶予つきの場合、求刑通り
という暗黙のルールがあるようです。

これを如実に表わす裁判官のミスがありました。

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http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20090608/20090608-00000060-nnn-soci.html
事件書類に求刑誤記、裁判官が判決言い直し
6月8日21時45分配信 日本テレビ
 8日に秋田地裁で開かれた窃盗事件の裁判で、裁判官が検察側の求刑を誤解して判決を言い渡し、その後あらためて判決を言い直していた。

 この裁判は、横浜市の男2人が秋田・大館市のカー用品店などからカーナビを盗んだ罪などに問われていたもの。8日に秋田地裁で開かれた判決公判で、馬場純夫裁判官は2人に対し、それぞれ、懲役1年2か月の実刑判決と、執行猶予のついた懲役1年6か月の有罪判決を言い渡した。

 しかし、判決理由を読み上げている途中、求刑に対してあまりに刑が軽いことを不審に思った検察官が指摘。事件書類に記されていた求刑が、本来の懲役2年6か月ではなく1年6か月と誤っていたことが判明したため、馬場裁判官はあらためて2人に対し、それぞれ、懲役2年の実刑判決と、執行猶予つき懲役2年の有罪判決を言い渡した。

 秋田地裁・鈴木聖一総務課長は「コメントは差し控えたい」と話している。
最終更新:6月9日8時36分
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つまり、この裁判官は、検事の求刑が懲役1年6か月と勘違いしたため
実刑の被告人には、1年2か月を(裁判官が誤解していた求刑の77%)、
執行猶予の被告人には、1年6か月を(裁判官が誤解していた求刑の100%)
言い渡したのです。

しかし、判決を読み上げている途中で、検察官から指摘され、裁判官が求刑を誤解していたことに気づいたのです。本来の求刑が1年6か月ではなく、2年6か月であることに気づき、判決主文を訂正しなおしたのです。

裁判官には自分の意見というものがないのでしょうかね?
腐ってますね。

小室さんの執行猶予

個人的感想としては、執行猶予付いてよかったと思います。

しかし、いくら被害弁償がなされているとはいえ、5億円の被害額の詐欺事件で執行猶予がつくなんて予想していませんでした。

被害弁償がなされても、被害金額が数百万円から1000万円程度の詐欺事件や横領事件の場合に、実刑か執行猶予かのボーダーラインかと思っていました。

やはり「小室さん」だったからでしょうかね?

裁判員裁判

とうとう来月から裁判員裁判が始まります。

当初,私はこの裁判員裁判について消極的でした。
理由は,刑事裁判を何も知らない素人が,裁判してはまずいのでは,という単純な感想からです。

また,人の意見を余り聞こうとせず,また,今まで培ってきた独自の考え方を有している裁判官が,何も知らない一般の方と,まともな議論をすることはできないのでは?という思いもありました。

しかし,今は考え方が変わりました。
刑事裁判の裁判官」で指摘したとおり,今までの刑事裁判には問題がありすぎたと思います。
この刑事裁判が少しでも変わる可能性があるのですから,どんどん裁判員制度を使うべきではないか,という考え方に変わりつつあります。

弁護士としても,今まで疎外感を感じていた刑事裁判において,自分の力量が試されるのですから,モチベーションあがるのではないでしょうか。
法律にすれていない裁判員を説得できればいいのですから,プレゼン技術がものをいうことになるわけです。

法廷映画ではありませんが,アルパチーノの「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」という映画の最後のシーンにでてくるような弁護活動ができれば,裁判員の心を動かせるかもしれません。

ただ,この裁判員制度は,殺人や強盗殺人といった重い犯罪にしか用いられません。
裁判員制度の適用は,犯罪の軽重ではなく,先日最高裁で無罪判決があったような「痴漢事件」のように,事実関係が争われているかどうかで適用を決めるのがいいかと思いますが,どうでしょう。

結婚詐欺

結婚詐欺とは,(結婚する意思がないにもかかわらず)結婚するかのように偽って,相手から金品等を騙し取ることをいいます。

詐欺罪は,金品や財産上の利益を騙し取ることを言うので,騙されて肉体関係をもったような場合は,詐欺罪ではありません。

また,詐欺というのは,嘘をついて金員等を取ることを言うのですが,その嘘をつくことによって,普通の人なら金員等を提供してしまうような嘘でなければいけません。

例えば,
「あっ!UFOだ!」と嘘をついて,
相手が上を見ている隙に,相手の財布を取るような行為は,
窃盗であって,詐欺ではありません。
「あっ!UFOだ!」といわれても,誰も金品を提供しませんよね。

ところで,今日の朝日新聞朝刊の社会面に,すごい強者の詐欺師の記事が掲載されていました。

なんと,69歳の既婚女性が,自らを40歳台前半とサバ読み,49歳の男性に対して,結婚詐欺を行ったという容疑で逮捕されたようです。

なにがすごいって,69歳の女性が40代前半でとおってしまったということですよね。
相手の49歳の男性は,69歳の女性を自分より年下だと信じていたのでしょう。

どんな女性だったのでしょうか?

痴漢事件

  • Posted by: Yasuyuki Maeda
  • 2008年4月28日 21:57
  • 刑事事件

「行列のできる…」は余り見たことありませんが,昨日,たまたま見ました。
満員電車の中で痴漢の犯人扱いをされた場合にどうするか,という問題でした。妻Mからは,「どうするの,こんなとき?」と聞かれましたが,「そんな方法があるなら逆に教えて欲しい。逃げるぐらいしかないのでは。」と答えたところ,テレビに出ていた4人の弁護士の内2人が,私と同様「逃げる」という回答でした。

これに対して,伸助は,弁護士が「逃げる」としか回答ができないくらい,この問題は根が深いという趣旨の発言をしていましたが,同感です。

番組は,「そのような時は,直ぐに弁護士に相談をしましょう。」と締めていましたが,正直,相談をされても,有効な助言をすることができません。

このような問題が生じた原因は,以前,私が,刑事裁判の裁判官で記載した保守的な裁判官に原因があると思っています。
被害者の証言しか証拠がないのが通常であるにもかかわらず,裁判官は,「検事が起訴したから有罪だろう。」という思いがあるのです。
また,在宅起訴といって,身柄が拘束されない状態で,有罪か無罪かを争う裁判ならまだいいのですが,通常は,逮捕,勾留され,身柄が拘束されてしまいます。裁判官は,「検事が勾留請求をしたのだから勾留を認めよう。」という思考回路なのです。
本当に,勾留が必要なのか?という観点からの思考は,裁判官にはありません。
裁判官がもっと厳しく法を適用すれば,痴漢冤罪事件は,もっとなくなるはずです。そうすれば,検察も,そう簡単に被害者の供述だけで起訴できなくなるはずです。

通常の成人男性にとって,10日も20日も身柄拘束されることは,多大な損失,損害を被ります。勤務先や家族とのことを考えると,逮捕,勾留をされるよりは,濡れ衣を着て,被害者と示談をした方がいい,という判断になってしまいます。

そうすると,それを逆手にとって,示談金目的の事件のでっち上げが生じてしまうという悪循環になります。

番組内で,S弁護士が,被害者の女性は,「この人痴漢です。」というだけではなく,触っている(加害者の)手を掴み上げ,「この人痴漢です。」と叫んだ方が良いとアドバイスをしていました。
しかし,これも両刃の刃だと思います。手を掴めば証拠を掴んだことになるのでしょうか?
示談金目的で事件をでっち上げようと策略する女性は,これを聞いて,次は,隣の男性の腕を掴みあげ,「この人痴漢です。」と叫ぶでしょう。

私も,もし自分がそのような境遇に遭遇した場合,なにもすることができないでしょう。ですので,極力そのような場面にならないように予防するしかありません。
極端ですが,なるべく満員電車には乗らない。
両手は常につり革をつかむ。
女性の横や後ろには並ばないようにする。
というように。

刑事裁判の裁判官

  • Posted by: Yasuyuki Maeda
  • 2008年4月22日 22:10
  • 刑事事件

いろいろな裁判官を見てきましたが、基本的に保守的です。

 「従前の考え方がこうだから…」
 「今までこのように考えられてきたから…」

裁判官個人の考えはないのですか?

特に刑事事件の裁判官は、その傾向が強いように思えます。

起訴された刑事事件の有罪率が99.9%というのもそれを物語っていると思います。

また,よく言われることですが、刑罰は
 実刑なら、求刑の7掛け
 執行猶予付きなら求刑どおり

そもそも求刑は、検事が求める刑罰に関する意見にすぎません。裁判所は、求刑に何ら拘束されないはずなのです。
 でも、裁判官は,「検事の言うことはほぼ間違いない。」
という考えが根付いているのです。

これとほぼ同じですが,裁判官は
「一般人は嘘つきだけど,公務員はウソをつかない。」
という考えももっているようです。

このような裁判官と素人の方が、一緒に審理をする裁判員制度が来年5月から始まります。各地の裁判所で模擬裁判が行われ,テレビでも報道されています。それを見ると,どうも,裁判官が裁判員に対して,従来の裁判官の考え方(今までこうだから,という考え方)を説明し,半ば押しつけているように見受けられます。それでは,裁判員制度の意味が全くなくなってしまう気がしますが…。

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